TISソリューションリンク株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮下 毅)は、大妻女子大学(所在:東京都千代田区)と提携し、同大学が2025年9月から2026年1月にかけて実施した「2025年度キャリア・ディベロップメント・プログラム」にIT企業として初めて参画したことをお知らせいたします。

キャリア・ディベロップメント・プログラム(以下、CDP)は、提携する企業や自治体から提示された課題に、学生がチームで取り組んで解決策を見つけ提案する、大妻女子大学の正課授業です。毎年発表会が行われ、中には、企業に提案した企画が実用化されるなど、普段の大学での講義では体験できない貴重な経験をすることができます。
TISソリューションリンクは、日本初の実用人工衛星打上げ以降、約50年にわたり宇宙航空研究開発機構(JAXA)の衛星管制システムの開発に携わり、日本の宇宙産業を支えてきました。現在ではこれらの取り組みで培ったコア技術を基盤に、多様な宇宙関連事業を展開しています。
宇宙ビジネス市場の拡大と共に、衛星データの活用機会は一層広がっています。衛星データは、気温や湿度、台風や雲の動き等の気象情報をはじめ、CO₂などの温室効果ガスの観測、農作物や森林の生育状況、海洋生態系の変化、さらには再生可能エネルギーや災害予防に関わる積雪量など、幅広い分野で活用可能なデータを取得でき、これらを活用した社会課題の解決や新たなビジネス創出への期待が高まっています。
TISソリューションリンクにおいても衛星データを利用した新規ビジネス展開を検討しているものの、既に実用化されているものが多く、新しいアイデアが生まれにくい状況となっており、これまででとは視点を変えた新しい観点でのアプローチが必要であると考えました。
そこで、CDPでは、「衛星データ利用」をテーマに設定し、「10代〜20代が手軽に楽しく利用できる、衛星データを活用したアプリ」を課題として提示しました。

2026年1月10日、各提携企業が集まる合同発表会が開催され、TISソリューションリンクが提示した課題に取り組んだチームが、「ファッション × 衛星データで新たなスタイルを!!」をテーマに発表し、高い評価を受けて特別賞(※1)を受賞しました。
※1 課題認識から具体的な提案に至るまでの話の展開方法に、近未来社会人の緻密さを感じさせたチームに贈られる賞
「Earth&」と名付けられた本アイデアは、衛星データから得られるPM2.5、紫外線量、風量・風向、潮風、日射量等の多様なデータを活用し、その日の予定や行き先に応じたコーディネートを提案するものです。
さらに、提案された洋服の生産地や素材などの詳細情報に加え、「今日のエシカル度」を表示することで、利用者の環境意識向上にも寄与する設計となっています。

CDPに参加した社員より:
今回のアイデアは、現時点の技術水準では実現が難しい部分も多く含まれています。しかしそれは同時に、衛星データの活用が将来どこまで広がり得るのか、その可能性を具体的に示すものでした。衛星データの取得精度やリアルタイム性、解析技術は今後さらに高度化していくと考えられます。
宇宙システム部では、そうした技術が実用段階に到達する未来を見据え、将来を先取りする形でアプリ開発の構想検討を継続していきます。技術の進展と歩調を合わせながら、アイデアを磨き、次につながる取り組みへと発展させていきたいと考えています。
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